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無限Ⅰ

アグニ・ヨガ叢書の英訳から日本語訳したものです

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無限Ⅰ

 未来の惑星における霊の創造性について、君は考えたことがあるか? すべての自分から始まったことが自分で終わるだろうということが、あり得るだろうか? 何かの過程が途絶えるだろうか? 諸世界をつなぐ鎖は果てしない。ある惑星が粉々に砕けている所に、別の惑星が生まれている。真理は死と取っ組み合い、懐疑論者が「終わりだ」と言う時、我々は「始まりだ!」と言う。進化の表れの理解は、真理の勝利を明らかにするだろう。勝利を私たちで分かち合おうではないか? 船をからっぽのまま閉ざしてしまうのか? 意識の力の伝達を拒絶してしまうのか? 私が諸光線の表れを役立たせよという時、私が知識の聖杯を満たせと言う時、私が直知識によって最良の創作物を設計せよと言う時、私が強さは知識の無限性にあると言う時ーーそれは宇宙の渦巻きに耳を傾けよと言う意味だ。それはフォーハットの輝きを探せという意味だ。それは天球の音楽の理解をはっきり示せという意味だ。

 君たちの惑星・地球には、我々が委託した人がいて、彼女は崇高な試みの聖杯を飲み干した。彼女は君たちのところへ、宇宙的な表れの証言者として、私の使命の担い手として、未来の提唱者として遣わされる。それゆえ、救世主の概念は活気に満ちている。そもそも崇高な試みに耐えたという事実は、人を納得させる。人類は特にこのように高い領域に由来しながらこの世を生きる経験から学ばなければならない。

 まことに、君は最高のものと最低のものを持っている!

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無限Ⅰ

  人間の意識は、制御できない無意識の思いを訓練することへ向けることができる。だが、たいへん多くのマインドが混沌を作り出している時に、あまりにも多くのことを知らせるのは困難である。直知識の発達は人類を助けるだろう。直知識が混沌の場所と無限の場所を決定してはじめて、そして直知識が気まぐれな現れと宇宙的な現れを区別してはじめて、人類は知識の鍵の持ち主となるだろう。科学が望遠鏡を作り出したことを我々は大いに尊重するが、直知識という望遠鏡こそが無限を見通す。君たちの望遠鏡は経費と尽力を必要とするが、我々の機械の鋭敏さを持てばどこでも見通せる。

 

  無意識の思いへの統御力は、無限の大きさの理解をもたらす。思考の流れは無制限だ! まことに私は言う、光る星々の流れから、さまざまな可能性が注がれていると。目に見える、そして見えない星々は、真理の断言のために戦う。光線は癒しになる。光線は創造できる。光線は盾のように守ることができる。光線は聖杯の炎をはっきりと示すことができる。

 

  しばしば君は不平不満の叫び声を聞く。「なぜハンセン病があるのですか、なぜ大災害があるのですか、なぜ美の証がひねくれた微笑みによって見えなくなるのですか?」哀れむべき人類よ、我々は君たちの病気を君たち自身の所産とみなす。進化にはそれほど多くの障害物は必要ない。上昇のはしごにはそれほど多くの無用な段はない。我々の盾は君たちに認識されなくてもよいが、君たちは我々の盾を必要としている。

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3

無限Ⅰ

 完全に宇宙とかけ離れた、無益な概念が人類の意識の中にある。進化の骨折りと、君たちの惑星の火的な建設が、無益なことに制限されることがあってよいだろうか! 本当の最小の始まりは限界の範囲内にあると考えられるということを、理解するのは難しくない。それならばなぜ、物理的変化の現れを可能にするものは広大無辺であると認めないでいられよう。この現れを軽んじることなどできようか。広大無辺の概念は複雑という意味ではない。単に、この世から高い状態への変質に耐えることを表しているのだ。上へ向かう努力に限界はない。そのことは、すべてのものと、すべての次元における連続性の概念は複雑ではない、ということを意味する。現れたものを制限するな!

 

 空間の火の糸は無限へと伸びていると、はっきり理解することは難しい。だがこの普通ではない概念を固守する人の思考は美しい。人類は火を消すということが何を意味するか、理解さえできない。だが君は火のきらめきを消すことで超現世的なたいまつを燃え立たせることになると知っている。ためになるか、害になるか――その運命を決定するのは君たち、人間なのだ。送ったものを、同じように受け取る。人は、輝かしいものを雨ほども送り出すこともできれば、空間をイナゴの大群でいっぱいにすることもできる。これが、思考と空間との協力の法則である。

 

 思いを創造者とみなせ。喜びは人類に示された、我々の法令の現れが始まることの実現である。

 

 無知を捨てれば、私たちは完全な無限の美を理解するだろう!

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無限Ⅰ

  地質学者にとって地殻の問題はもう終わっているが、我々にとっては始まりである。地殻は君たちの行ないの発散物がしみ込み、人類の思いの闇が結晶となって満ちあふれて、火打ち石より激しい反動を起こす。だが不断の思いの努力によって、この世を手中に堅く拘束している濃密な領域を希薄な気体のように分散させることができる。無限につながる糸か、山のような邪魔物か、どちらかを選べる時には、これらの蓄積物を消滅させるべきではないだろうか?

 

  意識にとって、根源の終わりなき流れへと前進するということは、そんなに難しいことなのだろうか? 教えが未来のカーテンを引いて開けることはたやすいと教えるのに、障害物がそれほど邪魔することがあり得ようか? このことを人生に応用しようと決心せよ、そうすれば我々のアドバイスを上手に用いる能力は、感心するほど保証付きに違いない。君の霊にこう言わせよ。「主の叡智は、はるかかなたの世界(*1 )の力です。無限の火と、世界の母(*2 )の星の放射物は、私たちの存在の断言を送っています!」

 

  もし、ある空間の思いが国々を高め、そして別の空間の思いがこの世的な月並みの考えに縛られて地球にさもご立派な科学を与えられるならば、各時代の智慧をわずかな塵に変えてしまう人たちは、きのう太陽が輝いたからと言って、明日その光が燃え尽きてしまうかもしれないということを、果たして否定するだろうか? 

 

  まことに私のアドバイスは、無限の理解に染まれということである。プラーナはエネルギーにあふれている。その贈り物を得ようとせよ! 一つのため息で幾時代もの労役を越えることができる。しかし拒絶の一瞥は各時代が定めた理想を消し去ってしまう。

 

 

 

*1 はるかかなたの世界 他の天体

*2 世界の母 普遍的女性原理

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1

無限Ⅰ

 人類は流れを失ったせいで苦しんでいるが、全世界の変動と宇宙的な動揺の現れの原因は、地質上のものである。これらの原因があるけれど、事実に基づく証拠と、火のような現れと、地下の流れと超地球的な流れは、無限の概念を世界に明らかにする。超地球的な領域からの光線は、地球の地殻を貫き通すことができ、地下の流れを引き起こす地球の強められた磁気の一部分を誘引する。

 

 天文学者たちは天体の大きさにしか関心がないが、火的な光線の科学は何と偉大で、無限は何と私たちの存在を豊かにすることだろう! 目から出る光線でさえ、創造もし、殺傷もする! 定められた日付に、無限から新しい惑星が近くへと引き寄せられる。したがって地上の動揺を観察せよ。だが天体の大きさは重要ではない。無限から来る宇宙線の激しさは、私たちの相関性を通して君たちのサイキックエネルギー*と天体どうしの協力を一緒にし、至高の世界の天体と同等のこの世の領域を創り出すことができるのだから。

 

*サイキック・エネルギー …精神的、火的エネルギー。

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冒頭

無限Ⅰ

 

 我々は「無限」の本を贈る。

 

 「無限」は到達不可能なものであるとしたら、それについて語るのはむだではないだろうか。だがそれは確かに存在する。たとえ目に見えずとも、偉大なものはすべて私たちに無限へと至る方法について考えさせる。したがって今この時も無限への道について熟考しよう。それは存在するのだから。そしてそれは認識されないと怖ろしいものなのだから。世俗的な生活の中でさえ、深くて測り知れないものを受け入れるため霊を鍛え、それに近づくことができる。

 

 多くのことが未知なままだが、私たちは確かに無知に打ち勝つのだ。したがって、たとえ無限の意味が理解できなくても、私たちはそれが何か避けられないものだとはっきり理解できるし、それゆえに特別注目するに値する。無限の他の何によって思いと行ないを無限にふさわしいものにできようか。本当に、無限と比較することで私たちの不平不満や成功の範囲がわかる。

 

 したがって多くの国々において思いのレベルが固定されなければならない。虚偽の口論が起こっている時、特に無限について思い出させることが大切だからである。

 

 それゆえ、我々は無限の諸光線の輝きを表そう。霊だけでなく石ですらも融合へと拡大して、いわば濃密な物質で最も高遠な創造を成す、無限の光線の輝きを。だが永遠のつむじ風の中では、石と霊ははっきりとは区別できない。それらは同じ磁石に引き寄せられるからである。磁石を本当に理解することは引力を強め、引力を流れの増大へと集める。これらの同じ渦巻は空間を征服し、君は分割できない電子―—タマスとテロスの原子核―—から君へと届くものを知る。

 

 君がどの程度私の言葉を理解できるのか思いめぐらし、君の言葉でそれを表現せよ。同じように、君たちが互いにやり取りをする感覚を理解し、それをハートの言葉で表現せよ。この理解と共感(シンパシー)のハートの言葉は、無限への最初の扉を開くだろう。

 

教えの分配者

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